Loading...

となりの高津川さん

2022年02月24日

日本神話世界への誘い ~吉賀町の石見神楽社中~

吉賀町の石見神楽社中

石見神楽は、島根県西部・石見地方を代表する伝統芸能で、わが国最古の芸能ともいわれています。吉賀町には神楽を舞う団体「神楽社中」が3つあり、多くの祭りやイベントで舞われ、地域の暮らしに根付いています。

石見神楽の動画は下記リンクからご覧ください。

【吉賀町公式YouTubeチャンネル】

https://www.youtube.com/channel/UCNj3NSj8ywYm4yf9VIGPqSw

白谷神楽社中(しらたにかぐらしゃちゅう)

白谷神楽社中 演目「鍾馗」

吉賀町白谷地区で活動中の神楽社中で、吉賀町無形文化財に指定されています。起源は、慶応4年(1868年)の神仏混淆(しんぶつこんこう)に伴い、これまで神職のみで行われていた神楽が民間に伝承されたことに始まります。初代は12名の伝承者から始まり、現在も多くの団員に引き継がれています。

若者を中心としたメンバーが毎週練習小屋に集まり、演舞に磨きをかけています。

毎年恒例の「新春神楽」は、白谷神楽社中の単独公園で、正月の風物詩となっています。

抜月神楽団(ぬくつきかぐらだん)

抜月神楽団 演目「八久呂鹿」

吉賀町抜月地区の神楽社中です。島根県無形民俗文化財に指定されており、江戸時代中頃、山口県玖珂郡山代地方から伝承された舞から始まったと伝えられています。

神職が舞う神事舞から氏子へと担い手が移り、津和野町左鐙の八幡宮宮司・村上寿酒から手ほどきを受け、さらに浜田を中心に湧きおこった石見神楽大改革の影響を受けながら、現在のスタイルを構築させてきました。

舞の所作、奏楽、天蓋や採物等に石見神楽の古い要素が多く残されている一方で、山代神楽(山口県)との共通性が見られるなど、ほかの神楽にはない特色があります。

現在は、子供から大人まで幅広い年齢層の団員が、伝統を守りつつも舞手の個性を表現に取り入れ、常に演舞を進化させています。

黒淵神楽社中(くろぶちかぐらしゃちゅう)

吉賀町椛谷地区 愛宕神社

 

吉賀町椛谷の黒淵地区に伝わる六調子の舞で、昭和56年8月1日、吉賀町無形文化財に指定されています。

夏祭りには、樹齢千年と言われる杉の巨木「千年杉」で知られる「愛宕神社」の拝殿で、神楽を奉納します。

津和野町左鐙の八幡宮宮司・村上寿酒の指導により、明治の中頃に伝えられたと言われ、山口県玖珂郡山城地方の流れを汲む優雅な六調子が特徴です。

社中が所蔵する幕には、大正15年当時では24もの演目があったとされ、歴史ある社中です。

コメント一覧

コメントを残す

share
  • twitter
  • Facebook

吉賀町さん この記事を書いた人

吉賀町の公式アカウントです。

会員登録はこちら!会員登録はこちら!
会員登録はこちら!会員登録はこちら!
会員登録はこちら!会員登録はこちら!